Hack 76. apachectl に 別の httpd.conf ファイルを渡す

Linux 翻訳 Linux 101 Hacks

典型的には、別の Apache ディレクティブを使用するにはオリジナルの httpd.conf を編集します。
なにかうまくいかない場合に、変更したものを元に戻すでしょう。
オリジナルの httpd.conf を編集する代わりに、新しく httpd.conf.debug にコピーし
以下に示すようにオプション -f を使用してテスト使用のために Apache に対して
httpd.conf.debug ファイルを使用させます。

# apachectl -f conf/httpd.conf.debug 

# httpd -k start -f conf/httpd.conf.debug 

[Note: you can use either apachectl or httpd as shown above]

# ps -ef | grep http
root   25080     1 0 23:26 00:00:00 /usr/sbin/httpd -f conf/httpd.conf.debug
apache 25099 25080 0 23:28 00:00:00 /usr/sbin/httpd -f conf/httpd.conf.debug 

[Note: ps shows the httpd running with httpd.conf.debug file]

いったん変更に満足し、Apache が httpd.conf.debug で問題なく実行したら、
httpd.conf に変更点をコピーし、以下に示すように普通に Apache を開始できます。

# cp httpd.conf.debug httpd.conf 

# apachectl stop 

# apachectl start 

# ps -ef | grep httpd

root   25114     1 0 23:28 00:00:00 /usr/sbin/httpd -k start
daemon 25115 25114 0 23:28 00:00:00 /usr/sbin/httpd -k start

[Note: ps は httpd がデフォルトの設定ファイルを使用して実行していることを示しています]